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    〜多様な販売施策と拡張性を支えるプラットフォーム刷新の舞台裏〜

ワーナーミュージック・ジャパンがECリプレイスで挑むファン体験の最大化
〜多様な販売施策と拡張性を支えるプラットフォーム刷新の舞台裏〜

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公開日:
メインビジュアル

2026年7月、同社はその取り組みの一環として、オフィシャルECサイト『Warner Music Store』をecbeingでリニューアルしました。今回は、ファン体験の最大化に向けて目指したビジョンや、音楽ビジネスならではの販売施策を実現する機能面の工夫、プロジェクトの進め方、そして今後の展望について、同社のEC担当の方にお話を伺いました。

業界/業種
メディア・エンターテインメント(音楽)
導入ソリューション
ecbeing、Sechstant、AiReco
目的/課題
・ファンが目当ての商品にスムーズにたどり着ける閲覧性・操作性の向上
・アーティストごとに異なる多様な販売施策への柔軟な対応
・運用基盤の一元化による運用効率と保守性の向上
導入効果
・シリアルコード配布やサイン特典など、音楽ビジネス固有の施策をサイト内で完結
・運用のワンストップ化により、スピーディーに施策を展開できる体制を実現
・注文データの柔軟な抽出により、売上レポート作成などの業務効率が向上

「音楽の力と可能性を推進力に 音楽を愛するすべての人を まだ誰も見たことのない景色に誘う」というブランドステートメントを掲げる株式会社ワーナーミュージック・ジャパン。テクノロジーの進化やライフスタイルの多様化によって音楽の届け方や楽しみ方が大きく変化する中、同社はその変化をチャンスと捉え、世界の音楽ビジネスをリードするワーナーミュージック グループの一員としての強みを活かしながら、アーティストが活躍の場を広げ、世界中のファンとのつながりを深めていけるよう取り組んでいます。

2026年7月、同社はその取り組みの一環として、オフィシャルECサイト『Warner Music Store』をecbeingでリニューアルしました。今回は、ファン体験の最大化に向けて目指したビジョンや、音楽ビジネスならではの販売施策を実現する機能面の工夫、プロジェクトの進め方、そして今後の展望について、同社のEC担当の方にお話を伺いました。

株式会社ワーナーミュージック・ジャパン 基本情報

Warner Music Store TOP

<社名>
株式会社ワーナーミュージック・ジャパン
<創立>
1970年11月
<事業内容>
音楽ソフトの企画・制作・販売、デジタルコンテンツ事業(音楽・映像配信、デジタルマーケティング、ストリーミング戦略の立案・運用など)、アーティストやクリエイターの発掘・育成・マネジメント、音楽著作権および原盤権の管理・運用(楽曲のタイアップ、ライセンスビジネスなど)、ライブエンタテインメント・イベントの企画・制作・運営、マーチャンダイジング事業(アーティストグッズの企画・販売、ECサイトの運営など)

ファン体験の最大化に向けて「閲覧性・操作性」と「ソリューション力」を強化

『Warner Music Store』のECプラットフォームをecbeingでリニューアルされましたが、目指されたビジョンや実現したかったことについて、想定されていたファンの利用シーンや販売施策も含めて教えてください。

音楽やコンテンツの楽しみ方が多様化する中、ファンの方々が目当ての商品にスムーズにアクセスできる「閲覧性・操作性の向上」と、アーティストごとの多様な販売施策に柔軟に対応できる「ソリューション力の強化」を目指しました。
具体的には、ファンの方の使い方として特に多いのが、お目当てのアーティストや、そのアーティストの特定の商品を検索するという動きです。
そこで、ファンの方が探しやすく、見つけやすく、検索しやすいサイトにすることを重視しました。
あわせて、検索をしなくても、その時々で私たちがおすすめしたい商品やアーティストを、メインビジュアルやランキングなどの“面”でしっかりと表現できることも大切にしています。デザインも一新し、画像のバランスやレイアウトを見直すことで、商品までスムーズにたどり着ける構成にしました。

また、アーティストごとの多様な販売施策としては、たとえば商品ごとにシリアルコードを配布するシリアル施策を数多く実施しています。ほかにも、アーティストにサインを書いてもらえる特典の際に、宛名をファンの方に入力していただくような施策もあります。
施策の内容はケースバイケースですが、こうした音楽ビジネスならではの施策をサイトの中で完結できるようにしたいと考えていました。

音楽ビジネスへの深い理解と、一元化された運用体制を重視

音楽エンタメ領域特有の商習慣や販促施策に対応するうえで、どのようなシステム体制を求められていましたか?

当社のビジネスや独自の商習慣を深く理解し、それらを的確にシステムへ落とし込める柔軟なカスタマイズ体制が不可欠だと考えていました。単なるシステムの提供にとどまらず、開発元と直接対話しながら最適解を模索できるパートナーシップを重視しました。
先ほどのシリアル施策もそうですが、施策の中身には私たちの音楽ビジネス固有のものが多くあります。背景が分からないままでは、私たちが求めるものはなかなか形にならないと考えていたので、その点をしっかりと把握していただいたうえで具現化していただくことが必要だと強く感じていました。
そのため、毎週の定例の中で、私たちからもできるだけご理解いただけるよう丁寧にご説明し、ecbeingさんにもしっかりと汲み取っていただきました。

運用体制の一体化や効率化において、どのような点を期待されていましたか?また、一元化によって施策の企画から公開までの流れはどのように変わりましたか?

従来は複数のシステムや外部連携が複雑に絡み合っていたため、より統合されたスマートな基盤へと移行し、運用効率と保守性を高めたいと考えていました。オールインワンで対応できるecbeingに一元化することで、運用負荷の軽減とスムーズな施策展開を期待しました。
実際に、一社にまとまった形へ移行したことで、ecbeingさんとのやり取りの中ですべてが完結するようになりました。
施策を途切れさせることなく、シームレスにお客様へお届けできるようになったことが、今回のリプレイスの大きなポイントです。
また、運用効率だけでなく、その先の分析や、配信系のCRMを含めたお客様とのコミュニケーションについても、一つのプラットフォームを介してさまざまなツールを活用できる環境をご提供いただいています。この点も非常に効率的になったと感じています。

音楽業界での実績と、将来を見据えた拡張性が決め手に

数あるEC構築サービスの中から、ecbeingを選定いただいた理由を教えてください。

豊富な導入実績はもちろんのこと、当社のビジネス展開に合わせて柔軟にカスタマイズできる構造と、将来的な拡張性の高さが大きな決め手でした。また、単なるシステム構築だけでなく、リリース後の運用面まで考慮された具体的な提案から、ecbeingさんの高い専門性と伴走力を強く実感しました。
中でも特に印象に残っているのは、私たちが利用している物流会社のシステムとの連携です。同じ音楽業界での事例を伺っていたので、その点でも安心感があり、いくつかある決め手の一つにもなりました。

予約ビジネスを支える商品マスタ管理と、作品を引き立てるデザイン

基幹システムや物流システムとの連携、商品マスタ項目の追加やキャンペーン条件の設定など、カスタマイズを実施されましたが、特に重視された点や実際の運用例、その他機能面で実現したかったことがあれば教えてください。

多彩なアーティスト作品を扱う当社において、既存の基幹・物流システムとのスムーズな連携や、高度な商品マスタ管理をカバーできるかが最重要テーマでした。ecbeingさんの柔軟な基盤により、当社の求める運用要件を確実かつシームレスに再現することができました。
キャンペーン条件の設定では、複数の対象商品の中から一定金額以上購入すると特典が付く、という施策を今まさに活用しています。
キャンペーンとは少し異なりますが、ファンクラブとも簡単に連携できる仕組みをご提供いただいています。今後はこの部分を積極的に広げていきたいと考えています。
こうした仕組みによって、アーティストごとに異なる多種多様な販売施策をスピーディーに展開できる環境が整いました。売上の最大化はもちろん、今後は単なる物販にとどまらず、アーティストECの最適化やO2O連携など、さらなる可能性を広げていきたいと考えています。

「高度な商品マスタ管理」が最重要テーマだったとのことですが、音楽商品ならではの管理項目として、特に重視されたものは何でしょうか。

予約開始から予約締め切り、そして発売までの一連のタイムラインをしっかりと管理できることが、最も重要なポイントでした。
施策と絡む商品についても、柔軟に対応できる点を重視しています。

サイトデザインやUI/UX面で工夫された点、こだわった点について、アーティストの世界観の見せ方も含めて教えてください。

主役であるアーティストの作品や世界観を際立たせるため、シンプルで汎用性が高く、かつユーザーが直感的に回遊しやすい洗練されたデザイン・UIを意識しました。
あくまでサイトの主役は商品です。そして私たちは特定のアーティストだけではなく、本当に多様なアーティストの作品を扱っています。たとえばCDのジャケットは、それ一つがアートワークです。さまざまな作品が並んだ時に、サイト側のデザインが主張してしまうと、作品の見え方に影響してしまいます。
だからこそ、サイトはあえてシンプルで控えめにし、背景も白や黒など色を多用しない設計にしました。そうすることで、掲載する商品一つひとつの世界観がしっかりとお客様に届くと考えています。

TOP 予約商品とニューリリース(新発売)エリア

ecbeingチームとの密な連携で、スムーズな移行を実現

サイト構築時や移行時に意識された点や特に慎重に進められた点、それをどのように乗り越えられたか教えてください。

既存データやドメインの移行、各種システム連携など考慮すべき点が多岐にわたりましたが、関係各所およびecbeingチームと密に連携を取ることで、大きなトラブルもなくスムーズに新体制へ移行することができました。
中でも、既存の商品情報の移行にあたっては、どのようなデータを連携しているのかを一つひとつ紐解きながら、項目を合わせていく必要がありました。出荷連携も確実に動くよう、特に慎重に進めた部分です。商品マスタのデータ整理も含め、ecbeingさんと一緒に一つずつ進めていきました。

構築当時及び運用における弊社スタッフ(エンジニア、ディレクター等)の対応はいかがでしたか?

当社のこだわりや難易度の高い要望に対しても真摯に向き合っていただきました。毎週の定例に足を運んでいただき、話し込みながら一緒に作り上げていきました。密なコミュニケーションを取りながらプロジェクトを推進していただけたことに非常に感謝しています。
心強かったのは、プロジェクトチームを組んでいただく際に、必ずベテランの方もセットで入っていただけたことです。何かあった時にもすぐにチーム内でコミュニケーションを取り、ソリューションが出てくる。その安心感があったからこそ、何でも相談することができました。

運用のワンストップ化で、スピーディーに施策を打てる体制へ

ecbeing導入により期待通りに達成できたこと、効率化できたことなどはございますか?

プラットフォームと運用基盤を統合したことで、運用のワンストップ化が実現し、大幅な業務効率化とコストの最適化を達成できました。
変化の早いエンタメ市場に対して、よりスピーディーに施策を打てる体制が整ったことが最大の成果です。
最適化によって生まれた余力を、分析ツールやCRMなど、売上拡大に向けた投資へ振り向けられる環境も整ってきています。

ご利用になってみて、利便性を実感いただけたecbeingの機能があれば教えてください。

管理画面の操作性が非常に高く、現場スタッフが直感的に扱える点を実感しています。私自身、初めて使うシステムでしたが、マニュアルを読み込まなくても感覚的にある程度使いこなすことができました。日々の運用ストレスが大きく軽減されています。
また、売上レポートを確認する機会も多いのですが、注文情報の抽出条件を細かく設定できるため、シーンに合わせて必要なデータだけを取り出せます。
売上を確認したい時や経理にレポートを提出する時など、条件によって項目を絞り込めるので、データ加工の手間が減り、運用効率がかなり上がりました。

ヘッドレスコマースとデータ活用で、ファンとのつながりをさらに深める

今後ecbeingを使って取り組んでいきたい構想や戦略についてお聞かせください。

ビジネスの変化に柔軟に対応できるecbeingの拡張性を活かし、ヘッドレスコマースの活用をはじめとする、より高度で多角的なデジタルマーケティングに挑戦していきたいと考えています。
『Warner Music Store』は私たちの看板となるストアですが、今後はヘッドレスコマースを活用して、アーティストごとのECを必要に応じて個別に作れるようにしていきたいと考えています。
また、ecbeingさんのCDP・CRMプラットフォーム「Sechstant(ゼクスタント)」によるデータ分析を活用し、アーティスト間の併売傾向やファンの親和性を可視化することで、新たなファン層の創出やCRM施策の強化につなげていきたいと考えています。
たとえば、あるアーティストの作品を購入した方が、別のアーティストの作品も購入しているかもしれない。そうした併売の傾向を、期間を問わずこれまでの購買データ全体から分析できる点に期待しています。

これからECを検討されている企業様へ、メッセージをお願いします。

自社が抱える課題や理想とするビジネス像を、まずはオープンに相談してみることをお勧めします。システム面だけでなく、運用を見据えたトータルソリューションとして頼れるパートナーになってくれるはずです。



――


・『Warner Music Store』サイトはこちら




ecbeing

この記事の監修者

株式会社ecbeing
塩見 駿介
ECサイト構築プラットフォーム「ecbeing」・BtoB専用ECサイト構築プラットフォーム「ecbeing BtoB」をご導入いただいている企業のへの取材を通じて得た知識をもとに、EC構築・運用するうえで役に立つ情報や最新トレンド情報を発信。
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