
ソーシャルギフトとは?
Z世代46人のアンケートでわかった新しいプレゼントの贈り方
Z世代46人のアンケートでわかった新しいプレゼントの贈り方
ソーシャルギフトとは、住所を知らない相手にもLINEやSNS経由で贈れるプレゼントのことです。受け取り専用のURLを送るだけで完結するため、相手の住所や電話番号、在宅予定を確認する必要がありません。
本記事では、現役大学生(Z世代)46人への独自アンケートをもとに、ソーシャルギフトが選ばれる理由や利用シーン、代表的なサービス事例、そしてこれからのギフト市場の展望までを解説します。
サクッと理解!本記事の要点まとめ
ソーシャルギフトって何ですか?
住所を知らない相手にも、LINEやSNS経由で贈れるプレゼントのことです。受け取り専用のURLを送るだけで完結するため、相手の住所や電話番号、在宅予定を確認する必要がありません。
なぜソーシャルギフトを使う人が増えているのですか?
「サプライズになる」「気軽なお礼として使える」「住所を聞かなくて済む」といった理由が上位に挙がっています。実際、Z世代へのアンケートでも約7割が利用経験ありと回答しており、身近な贈り方として定着しつつあります。
ソーシャルギフトはどんな時に使われていますか?
「友達への誕生日」「お礼・お詫び」「特に理由のない気軽な贈り物」の3パターンが中心です。深い間柄でなくても気軽に贈れる、フランクなコミュニケーション手段として使われています。
代表的なソーシャルギフトのサービスには何がありますか?
LINE上で贈り合える「LINEギフト」、伊勢丹が運営する「MOO:D MARK」、カタログギフトが人気の「アフタヌーンティー」などが代表例です。法人向けには「Giftee for Business」のようなサービスもあります。
ソーシャルギフトとは、住所を知らない相手にもLINEやSNS経由で贈れるプレゼントのことです。受け取り専用のURLを送るだけで完結するため、相手の住所や電話番号、在宅予定を確認する必要がありません。
本記事では、現役大学生(Z世代)46人への独自アンケートをもとに、ソーシャルギフトが選ばれる理由や利用シーン、代表的なサービス事例、そしてこれからのギフト市場の展望までを解説します。
01|ソーシャルギフトとは?
ソーシャルギフトとは、住所を知らない相手にも、LINEやSNSなどで受け取り専用URLをシェアすることで、手軽にギフトを送れるサービスのことです。SNSなどオンラインでつながっている相手にギフトが送れるため、住所、電話番号、在宅予定などを聞く必要がないのが特徴です。送りたい時にすぐに送れるのも大きな魅力です。
02|ギフト市場は今どうなっている?最新データで見る市場動向
近年、デジタル化が進む中で贈り物の在り方も変化しています。矢野経済研究所の調査によると、国内ギフト市場全体は2025年に11兆5,650億円(前年比103.4%)まで拡大し、2026年には11兆7,750億円規模(同101.8%)に達すると予測されています。中でも、ソーシャルギフト(eギフト)市場は2024年に前年比120.2%の5,050億円、2025年には同127.7%の6,450億円に達すると見込まれており、ギフト市場の中でも際立って高い成長率を示しています。
従来、ソーシャルギフトは企業によるノベルティ配布などの法人利用が中心でしたが、個人がその利便性を体験したことをきっかけに、贈る側としての利用も急速に広がっています。誕生日や母の日といった従来から需要のあるシーンに加え、より気軽な「プチギフト」としての利用も伸びています。
出典:ギフト市場に関する調査を実施(2025年) | ニュース・トピックス | 株式会社矢野経済研究所(2026年2月13日発表)
Z世代に聞いたアンケートとリアルな声
Z世代46人に、独自に聞いたアンケ―トでは、プレゼントを渡す側と貰う側の気持ちについての質問をしたところ、渡す立場になったときも、貰う立場になったときも、どちらも「状況に応じて変わる」と回答したのが60%以上を超えていることがわかりました。また、貰う立場になったときのほうがより、「オンラインでもらうでも良い」と回答した方が多いこともわかりました。
※以降のデータは、2023年3月実施 ecbeing独自アンケート調査(18歳〜25歳の現役大学生男女46名)を基にした内容になります。

アンケート:プレゼントを渡す側の気持ちを教えてください

アンケート:プレゼントをもらう側の気持ちを教えてください
このように、様々な多様化がすすめられている中で、ギフト市場もフォーマルギフトとカジュアルギフトの多様化が見られます。そんな中、近年注目されているのが「ソーシャルギフト」です。
03|ソーシャルギフトとギフトECの違いは?
ソーシャルギフトとギフトECの違いは、住所を知らなくても贈れるかどうかにあります。ギフトECはギフト商品を専門に展開しているECサイトで、結婚・出産・入学などのお祝いから、暑中見舞いやお歳暮などの季節の贈り物まで、様々な祝い事に合ったギフトを揃えています。ラッピングや名前入れメッセージカードなど、贈る側も受け取る側も楽しめるオプションが用意されているのも特徴です。
一方、ソーシャルギフトはLINEやSNSのメッセージ機能などを使って贈ることができます。住所は受け取る側が入力するため、住んでいる場所を教えなくてもギフトを贈ることができます。コーヒー1杯やアイス1個といった低価格のギフトも手軽に贈れる点も、ギフトECとの大きな違いです。
04|なぜソーシャルギフトを使うのか?利用理由ランキング
ITmediaビジネスONLiNEの記事より、オンラインギフト総研が調査した「ソーシャルギフトを利用する理由」ランキングは、以下の通りです。
1位 サプライズになる
2位 気楽なお礼、プチギフトとして使える
3位 住所を聞くことで身構えたり遠慮される
4位 うっかり忘れていた
5位 すぐに購入出来て、気楽に送れる
その他、「SNS上だけの友達に送りたい」「いつ家にいるかわからないしギフトなら相手が自分で受け取り日時を設定できる」「出産の入院中など会えない相手に送りたい」「手土産替わりに使える」「リモート環境か出会えない同僚におくりたい」という結果でした。
出典:あえてソーシャルギフトを使う理由 2位「プチギフトに便利」、1位は?:オンラインギフト総研調べ - ITmedia ビジネスオンライン
05|ソーシャルギフトの需要はどのくらい?Z世代アンケートで検証
Z世代46人に、独自に聞いたアンケ―トにて、「ソーシャルギフトの利用」を聞いたところ、利用率は約7割という結果であり、さらには集計の男女比率も女性54.3%:男性45.7%とほぼ半々であったことから、男女ともに需要があり、ターゲット層は広くとれると考えられます。

アンケート:ソーシャルギフトを利用したことがありますか?
今後、ソーシャルギフトはギフト市場の中でどんどん拡大していくとされています。
利用したことがないと答えた方に、「利用しない理由」を聞いたところ、「知らなかった」「使う機会がない」と回答されたほかに、
「実際に見に行って購入し、自分の手で渡したいから」
「具体的にどんなものがプレゼントできるのか想像できない」
という回答もありました。
このことから、ソーシャルギフトでプレゼントできる商品を、どんなシチュエーションで渡せることが可能なのかを連想させることや、自分の手で渡したようなサービスを提供できるサイト運営など、プレゼントを渡す側の顧客視点を踏まえることで、更なる需要が見込まれます。
利用するシチュエーション
Z世代は、ソーシャルギフトをどのように活用しているのか。アンケートにて「ソーシャルギフトを使う時はどんなときか」というアンケートでは、「友達への誕生日」「お礼・お詫び」「何でもないとき」の3つのパターンに分けられました。
・「友達への誕生日」
⇒その中でも「なかなか会えない友達」や「そこまで深く親しくない友人」
・「お礼・お詫び」
⇒「ご馳走してもらった」「バイトを代わってもらった」「モノを貸してくれた」「待ち合わせに遅刻した」
・「何でもないとき」
⇒「特に理由はないけどあげてみたかった」「面白そうだからいつも親しくしてくれている人にあげた」
このことから、Z世代のソーシャルギフトの使い方は、
・フランクな相手に贈ることが多い
・行動として相手にしてもらった場合の、お礼のお返しとして渡される傾向がある
・興味、好奇心でプレゼントとして渡す
という、日常生活の中の「フランク」「カジュアル」な場面で利用されることが多いことがわかります。
06|代表的なソーシャルギフトサービス5選
LINEギフト
LINE上で友だちにプレゼントを贈り合えるコミュニケーションサービスで、累計ユーザー数は3,500万人を超え、年間約2,000万人に利用されています。LINEで繋がっていればいつでもどこでも手軽にギフトを送れるのが特徴で、低価格な商品から高級商品まで幅広く扱っています。誕生日や感謝の贈り物、応援など利用シーンは様々で、メッセージカードを添えて送ることで気持ちを伝えることもできます。
出典:LINEギフト、サービス開始10周年を記念して「LINEギフトアワード」を初開催|LINEヤフー株式会社(2025年4月2日発表)
MOO:D MARK by ISETAN
MOO:D MARKは伊勢丹が運営しているソーシャルギフトサイトです。特徴としてギフトコンシェルジュという機能があります。性別や好み、特徴などを入力すると受け取り側に合った商品をピックアップしてくれる機能です。さらに、専用フォームに質問を送ると伊勢丹のバイヤーや販売員に直接相談を受けることもできます。
MOO:D MARKはカフェやホテルのアフタヌーンティー利用権など非日常を味わえる体験型のギフトが人気です。その他にも、店舗で扱っている商品よりも低価格で高品質な商品も扱っています。MOO:D MARKの特徴として、シンプルなラッピングや10種類ものメッセージカードを用意しています。ただ贈るだけでなく、感謝やお祝いなどを多彩なオプションで表現できます。
出典:贈りたいギフト・プレゼントが見つかる通販サイト|MOO:D MARK by ISETAN(伊勢丹) (mistore.jp)
アフタヌーンティー
ギフトカタログが人気なソーシャルギフトサイトです。様々な価格帯のカタログがあり、受け取り側はカタログを見ながら好きな商品を選ぶ事ができます。
商品の特徴は、キッチングッズやリビング用品、ベビーグッズ、生活雑貨などが人気で可愛らしい商品が多く揃っています。それだけでなく、フードやアフタヌーンティー限定グッズなどもあります。
新婚さんへのプレゼントや、出産祝い、女性へのプレゼントにおすすめです。
dozo(どーぞ)
dozoは個性豊かなテーマやイラストから、ギフト選びができるのが特徴です。その人の個性やメッセージを思い描きながらギフト探しができます。例えば、「#肉しか勝たん。」「#ご自愛プリーズ」「#ダンディズム入門」など88種類ものテーマから選んだり、受け取り側のイメージに合ったイラストから選ぶなど、贈る側も楽しくギフト探しができます。複数人で贈る場合には、受け取り側のイメージなどをワイワイ話しながら選べて楽しいという声もあります。
Giftee for Business
Gifteeは他のソーシャルギフトと同じくSNSを使ってギフトを送ったりメッセージを送ったりする事ができます。しかし、Giftee for Businessではビジネス向けや福利厚生の一部として利用できます。例として、来店・来場プロモーションでソーシャルギフトを渡したり、新規登録者やアンケート回答者に向けて抽選応募できるシステムなどが利用できます。他には福利厚生として社員に贈る事ができます。Giftee for Businessを利用する事でコストの削減・効率化に繋がるビジネス向けのソーシャルギフトです。
07|これからのギフト市場をZ世代はどう考えているのか
これから、拡大が見込まれているソーシャルギフトを、Z世代はどう考えているのか。
独自でZ世代に聞いたアンケートでは、選ばれる基準は「手軽さ」「誰に渡しても喜んでくれるもの」が選ばれる基準であることがわかりました。

アンケート:使う、選ぶ基準は何ですか?
さらに、「ソーシャルギフトにあってほしいことや今後求めていること」について質問したところ、このような意見が出ました。

ソーシャルギフトにあってほしいことや今後求めていることは何ですか?
・同じようなものばかり送ってしまうのでもっと選択肢が広がってほしいのと、もっと細かくターゲットを決めてその人に対しておすすめのギフト提案などをしてほしい
・ギフトの種類を増やしてほしい
・相手が過去にもらったことのあるギフトを知りたい
・友達の誕生日が重なる月などに、毎回払うのが面倒なためギフトのツケ払い
・もっと使いやすくなってほしい
・複数のギフトを組み合わせて送れるようにしてほしい
・外部サービスを使うとややこしくなるため、支払いの手間を軽減してほしい
・ギフトの期限を無くしてほしい
・派手な演出が出るなどのプレゼント感を満載にしてほしい
・安さ
・高齢者にもわかりやすいようにチケットなどは紙に印刷できるようにしてほしい
・直接渡すときと比べ、オンライン上だとどうしても軽く感じるので、大切な友達に対してソーシャルギフトをあげるのに抵抗がある。何か工夫した付加価値がほしい
・限定の商品を買えるようにしてほしい
・お店で使うチケットが多いので、Amazonなどと連携してモノが届くようにしてほしい
・受け取り期間、使用期間が短いものは長くしてほしい
・ギフトの画像を詳しく載せてほしい
フランクに渡すことができるものとしての利用価値が高い一方で、きちんとプレゼントとして相手に渡すものだから、相手が好きそうなもの、喜ばれるものを渡したいという考えも多く、「相手の好みやギフト履歴がわかるようにしてほしい」という意見もありました。
08|ソーシャルギフトに関するよくある質問(FAQ)
Q1. ソーシャルギフトとeギフトは同じものですか?
A. はい、基本的に同じ意味で使われています。相手の住所を知らなくてもSNSやメールなどを通じて贈れるギフトの総称として、「ソーシャルギフト」「eギフト」のどちらの呼び方も一般的に使われています。
Q2. ソーシャルギフトはどの世代によく使われていますか?
A. 現状は20〜30代を中心に利用が広がっています。ecbeing独自のアンケート(18〜25歳の大学生46名)でも、約7割が利用経験ありと回答しており、Z世代においても身近な贈り方として定着しつつあることがわかりました。
Q3. ソーシャルギフトの価格帯はどのくらいですか?
A. コーヒー1杯やアイス1個といった数百円程度のプチギフトから、コスメや体験型ギフトなど数千円〜数万円のものまで幅広く用意されています。目的や相手との関係性の深さに応じて選べる価格帯の広さも特徴の一つです。
Q4. 送るときに相手の住所は必要ですか?
A. 不要です。LINEやSNSで受け取り専用URLを送り、受け取る側がそのURL上で自分の住所を入力する仕組みのため、贈る側は相手の住所を知らなくてもギフトを贈ることができます。
Q5. 法人でもソーシャルギフトを利用できますか?
A. 可能です。「Giftee for Business」のように、来店・来場プロモーションや福利厚生、アンケート回答者への謝礼など、法人向けの活用に特化したサービスも提供されています。
09|まとめ
ソーシャルギフトとは、住所を知らない相手にもLINEやSNS経由で手軽に贈れるプレゼントのことです。今回、Z世代である著者が実際にZ世代にアンケートを取り、その実態を解説しました。
ソーシャルギフトが現在使われているのは、「手軽さ」「フランクにあげられる」ものとしての需要が高く、さらに渡す相手も「親しい間柄」以外にも「あまり深く親しい間柄ではない同世代」に送る傾向であることがわかりました。
「フランクに贈ることができるギフト」として確立していく一方で、Z世代が今後ソーシャルギフトで求めていることは「プレゼントとして凝ったもの」であることも考えられます。直接自分の手で相手に渡せないからこそ、プレゼントとしてソーシャルギフトを利用する場合は、直接渡すときと同じくらい、あるいはそれ以上に凝ったものを贈りたい、というZ世代の意見がわかりました。
ソーシャルギフトは「お祝い」「感謝」「お詫び」の3つのパターンで利用されることが多く、「お祝い」の場合は「プレゼントとして凝ったもの」「サプライズ性のあるもの」、「感謝」や「お詫び」は「お気持ちとして渡すことができるフランクなもの」というように、利用するシチュエーションによって「フランクさ」と「凝ったもの」の二極化で使われるのも、ソーシャルギフトの特徴です。市場全体も成長を続けているため、EC事業者にとっても導入を検討する価値のある選択肢といえるでしょう。


株式会社ecbeing
03-3486-2631- 営業時間 9:00〜19:00














